【Iシェフ提案】
夕食バイキングに“本格フランス料理”を導入するという選択——
味・見た目・クチコミに、ひと目で差がつく構成とは?
こんにちは。シェフブリッジのIシェフです。

全国の宿泊施設で導入されているバイキングは、今やどこも一定のクオリティを維持しながら、和洋中を揃えた“無難で安心な構成”が主流となっています。
けれどその一方で、こうした声も少なくありません。
「料理に関しては、どこも似たような印象になってしまう」
「もっと“特別感”のある体験をお客様に届けたい」
「料理写真で“ここに泊まりたい”と思わせたい」
「味のクチコミがなかなか伸びない…」
そんな現場の悩みに対して、私が一つご提案したいのが、
「夕食バイキングの半分に“本格フランス料理”を導入する」という新たな選択肢です。
🍽 和洋中の“総合力”ではなく、フレンチの“専門性”で勝負する
日本人の味覚に合いながらも、
ソース、香り、食感、盛り付け、余韻に至るまで…
「ひと口で違いがわかる」のがフランス料理の強みです。
特に、以下の3点で大きな効果を発揮します。
✅ 1. 見た目の豪華さで「写真に撮りたくなる」

フルーツを使ったパスタ、パイ包み、重ね盛り、艶やかなソース。
バイキング台が一気に“映える”構成に生まれ変わります。
✅ 2. 口に入れた瞬間に伝わる“本物感”

フレンチの技法を活かした火入れやソースのコクが
一口目からお客様の記憶に残ります。
✅ 3. 差別化とクチコミの強化

「他の宿では食べられないフランス料理が並ぶ」ことで
自然と“食事の印象”で差がつき、再訪や紹介につながります。
🍷 導入の一例:バイキングに映えるフランス料理
以下は、あくまで一例としてご紹介する提案メニューです。
🥩 肉料理(Viandes)
- カナール・ロティ ソース・ヴァン・ルージュ
鴨胸肉のロースト ブルゴーニュ風赤ワインソース - ブフ・ブルギニョン
牛ほほ肉のとろける赤ワイン煮込み

- ポワトリーヌ・ド・プーレ・コンフィ
鶏もも肉のハーブ香る低温オイル煮(提供しやすい一口サイズで)

- コートレット・ド・ポーク ノルマンディー風
ポークカツレツをとんかつスタイルにカット。りんごクリームソースを別添えで。
🐟 魚料理・温菜(Poissons & Plats chauds)
- サーモン・アン・クルート
ディル風味のサーモンをパイ包み焼きに - ブイヤベース仕立ての白身魚煮込み
バイキング向けにアレンジした南仏の味

- グラタン・ドフィノワ
じゃがいものクリームグラタン。ボリューム感と満足度◎
🧺 冷製前菜・サラダ(Entrées froides)
- パテ・ド・カンパーニュと自家製ピクルス
田舎風の肉パテと彩り野菜のマリネでコントラストを

- キャロット・ラペとリンゴのサラダ シードルヴィネガー風味
レーズンと黒胡椒を添えたフランス定番マリネ(サラダボウル提供例あり) - トマトのサラダ プロヴァンス風ハーブドレッシング
既存サラダとの置き換えも可能
これらの料理はすべて、バイキング用のチューフィングやサラダボウルなど現場オペレーションに適応した形で提供可能です。
💡 これは「ひとつの可能性」にすぎません
今回ご紹介したメニューは、実際の施設に導入された例ではありません。
ですが、こうした“本格フレンチの導入”が宿の印象を大きく変える可能性を持っていることは、間違いありません。
- バイキングの価値を上げたい
- お客様の食体験でリピートを促したい
- SNSや予約サイトの写真で差をつけたい
- 単価に見合う食の演出をしたい
そんなお考えをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
料理が変われば、クチコミが変わる。
クチコミが変われば、選ばれる宿になる。